私たちがアメリカを選んだ理由【留学と移住を経て】

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私は学生時代に留学生として1年間アメリカで過ごし、

こうして移住という形でアメリカに戻ってきました。

 

「なんでアメリカなの?」

 

みんなに漏れなく聞かれるこの質問。

私の個人的な思いをちょぴっと書き留めたいと思います。 

 

 

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 出典:https://pixabay.com/ja/

 

移民の国だから

大統領が変わった近年は事情が変わってきましたが、

ルーツを辿れば アメリカは移民の国 ですよね。

 

アメリカでは、例えば100%アジア人(ハーフでない)が

英語のネイティブスピーカーであることも普通の話。

 

家族と話すときは母国語(中国語、スペイン語、ベトナム語・・・)で

友達とは英語というパターンも多く、

バイリンガル や トリリンガル だって珍しくありません。

 

両親は国籍が違ったり、兄弟で生まれた国がバラバラだったり、

そんなこともよくある話なので、もはや見た目だけでは、

アメリカ市民なのか移民なのか旅行客なのか、わからないのです。

 

びっくりしませんか?

 

日本の人種構成は、ほぼ日本人(98%くらい)です。

 

日本人らしい見た目の人々が、日本語を話す環境で育ってきたら、

ちょっと外人風の人がいると「おお!外国人だ!」となりますよね。

 

その感覚が、ないんです。

 

みんな違うから

バックグラウンドも、国籍も、人種も、みんなバラバラだから、

日本人の私が、ちょこんと大学の授業に混じってもだれも何も思いません。

私の見た目がアジア系だって、ちょっと英語が下手だって。

 

お互いの違いに寛容で、

「みんな違ってみんないい」

という文化を体現しているように感じます。

  

みんなが似ているがゆえ、ほんの少しの違いが

どうしても目立ってしまう日本に比べて、

生きやすい国だ!と私は感じました。

 

自分主体で考えることも大事

日本では、みんなのバックグランドが似ているので、

空気を読んだり、察したり、他人に気を遣うことが得意です。

ハイコンテクストカルチャーと言われていますね)

 

アメリカは逆で、すべて言葉で説明する

ローコンテクストカルチャーなので、それほど

他人のことを気にしていないように感じます。

 

「周りがどう思うかじゃなくて、

あなたは何がハッピーなの?」

 

と留学中に何度言われたことか。

 

私は周りばかりに気を取られていたことに気づきました。

ちゃんと自分の意思を持って、自分をハッピーに

してあげなきゃいけないなぁと学びました。

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出典:https://pixabay.com/ja/

フランス人は10着しか服を持たない

という本をご存知でしょうか?

 

アメリカ西海岸で育ったアメリカ人の女の子が

フランスに留学に行き、そこでフランス人の丁寧に生きるという

ライフスタイルに感銘を受けて書いたエッセイです。

 

素敵な本で、何度も読み返したのですが、

どうやら私は真逆の経験をしたようです。

 

いつもちゃんとした服を着て、周りに気を配って、

健康的な生活をして・・・素敵だけれど、

ちょっと疲れてしまうこともありますよね。

 

たまには、ラフな格好でちょっと気を抜いて、

自分をハッピーにしてあげてもいいんじゃないかな。

 

そんなことをアメリカで学びました。 

 

そんな訳で、来ました

どちらがいいという話ではなくて、

ライフスタイルが違うという話。

 

日本的なライフスタイルが合う人もいれば

アメリカンライフスタイルの方が合う人もいます。

 

私たちがまだ見えていない現実もたくさんあると思いますし、

年齢とともに変わるかもしれません。

 

ただ私たちは、今持っている材料の中でたくさん考えて、

よし、まずはアメリカだ と決断しました。

(この先変わるかもしれませんが(笑))

 

私たちがすべきことは、このアメリカ生活の中で、

できるだけ多くのことに出会って、経験して、

吸収していくことかな、と思っています。