私たちがアメリカを選んだ理由【留学と移住を経て】
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私は学生時代に留学生として1年間アメリカで過ごし、
こうして移住という形でアメリカに戻ってきました。
「なんでアメリカなの?」
みんなに漏れなく聞かれるこの質問。
私の個人的な思いをちょぴっと書き留めたいと思います。
移民の国だから
大統領が変わった近年は事情が変わってきましたが、
ルーツを辿れば アメリカは移民の国 ですよね。
アメリカでは、例えば100%アジア人(ハーフでない)が
英語のネイティブスピーカーであることも普通の話。
家族と話すときは母国語(中国語、スペイン語、ベトナム語・・・)で
友達とは英語というパターンも多く、
バイリンガル や トリリンガル だって珍しくありません。
両親は国籍が違ったり、兄弟で生まれた国がバラバラだったり、
そんなこともよくある話なので、もはや見た目だけでは、
アメリカ市民なのか移民なのか旅行客なのか、わからないのです。
びっくりしませんか?
日本の人種構成は、ほぼ日本人(98%くらい)です。
日本人らしい見た目の人々が、日本語を話す環境で育ってきたら、
ちょっと外人風の人がいると「おお!外国人だ!」となりますよね。
その感覚が、ないんです。
みんな違うから
バックグラウンドも、国籍も、人種も、みんなバラバラだから、
日本人の私が、ちょこんと大学の授業に混じってもだれも何も思いません。
私の見た目がアジア系だって、ちょっと英語が下手だって。
お互いの違いに寛容で、
「みんな違ってみんないい」
という文化を体現しているように感じます。
みんなが似ているがゆえ、ほんの少しの違いが
どうしても目立ってしまう日本に比べて、
生きやすい国だ!と私は感じました。
自分主体で考えることも大事
日本では、みんなのバックグランドが似ているので、
空気を読んだり、察したり、他人に気を遣うことが得意です。
(ハイコンテクストカルチャーと言われていますね)
アメリカは逆で、すべて言葉で説明する
ローコンテクストカルチャーなので、それほど
他人のことを気にしていないように感じます。
「周りがどう思うかじゃなくて、
あなたは何がハッピーなの?」
と留学中に何度言われたことか。
私は周りばかりに気を取られていたことに気づきました。
ちゃんと自分の意思を持って、自分をハッピーに
してあげなきゃいけないなぁと学びました。
フランス人は10着しか服を持たない
という本をご存知でしょうか?
アメリカ西海岸で育ったアメリカ人の女の子が
フランスに留学に行き、そこでフランス人の丁寧に生きるという
ライフスタイルに感銘を受けて書いたエッセイです。
素敵な本で、何度も読み返したのですが、
どうやら私は真逆の経験をしたようです。
いつもちゃんとした服を着て、周りに気を配って、
健康的な生活をして・・・素敵だけれど、
ちょっと疲れてしまうこともありますよね。
たまには、ラフな格好でちょっと気を抜いて、
自分をハッピーにしてあげてもいいんじゃないかな。
そんなことをアメリカで学びました。
そんな訳で、来ました
どちらがいいという話ではなくて、
ライフスタイルが違うという話。
日本的なライフスタイルが合う人もいれば
アメリカンライフスタイルの方が合う人もいます。
私たちがまだ見えていない現実もたくさんあると思いますし、
年齢とともに変わるかもしれません。
ただ私たちは、今持っている材料の中でたくさん考えて、
よし、まずはアメリカだ と決断しました。
(この先変わるかもしれませんが(笑))
私たちがすべきことは、このアメリカ生活の中で、
できるだけ多くのことに出会って、経験して、
吸収していくことかな、と思っています。