アメリカのアパート探しで一番大切なことはコレ!
スポンサーリンク
アメリカのお家というと、ドラマや映画で見たような巨大で素敵なお家を想像する方も多いのではないでしょうか?私もそうでしたが、果たして・・・?
日本とアメリカの住宅事情の違いと、アパート探しについてご紹介したいと思います。
アメリカの住宅事情
広いとも限らない!
意外ですが、ニューヨークやサンフランシスコなどの大都市では、場所が限られているので狭いお家も多いです。家賃も非常に高い。
アパートでは、ワンルーム(studioと言われています)も結構多くあり、正直、想像していたより狭いなぁというのが感想です。私は東京の極小ワンルームで一人暮らしをしていたので(笑)、さすがにそれよりは広いですが、身体の大きなアメリカ人にとってはこれは小さいのでは!?というお家が多くあり、驚きました。
もちろん場所によってはイメージ通りの広いお家が主流だったり、やはり一軒家のお友達のお家はとても広く、まさにアメリカの映画に出てくるやつだ!とテンションが上がりました。不思議なことに、同年代くらいの新婚夫婦友達がみんな、大きな一軒家を所有していました。
ここからは憶測ですが、家賃が高く、毎年値上げし続けるエリアでは、一軒家を買ってしまうのが賢い選択のかもしれません。そして家を買う場合、新築を建てるのではなく(新築の家はほぼゼロ)、今建っている家をリノベーションしたりします。友達は自分たちでリノベーションしていて、とても楽しそうでした!
主流はユニットバス
日本人には残念ですが、アメリカでは湯船につかる習慣はないため、シャワー室・洗面台・トイレは一緒の場合がほとんどです。お風呂好きな私はというと、シャワー室は下の部分がバスタブのような形になっているので、とっても浅いのですが無理やり入っています。(笑)
ルームシェアしてる率が高い
家賃が高いため、ルームシェアの文化がかなり浸透しています。学生だけでなく、社会人でも、なんなら結婚している夫婦ですらルームシェアしているなんてこともあったりします。
洗濯が厄介
アメリカでは、洗濯物は外に干さずに乾燥機を利用します。
州によっては、景観を損なう等の理由で禁止されているそう。アパートの各部屋には洗濯機と乾燥機が備わっておらず、シェアードスペースに置かれている洗濯機と乾燥機を利用します。乾燥機はいいです!洗濯物が温かくてふわふわになって出てきます。
お洗濯には、毎回お金がかかります。
最近の機械だとカード利用もできますが、古いものだとコインを入れて使います。アメリカ生活における最大の謎システムです。洗濯機・乾燥機は、クォーター(25セントコイン)のみ挿入できるようになっているので、大量のコインが必要です。
アパート探しの方法
はじめはネットで検索
日本語対応している不動産ももちろんありますが、仲介料が高くなってしまうことから、ネットを利用して自分たちで探してみました。私たちが利用したのは下記のサイトです。
- Zillow
- Apartments.com
- WestsideRentals(おすすめ)
びっくりしたのは、日本で検索したときよりも、渡米後に検索したほうが物件がたくさん出てきたことです!そのため本腰入れて調べるのは、渡米してからで大丈夫です。
ちなみに私たちは、最初の2週間はホテルに泊まりました。もちろん安いホテルなので、2週間経つころには疲れが出てきました。渡米してからやることはとっても多いので、結構な体力勝負になります。覚悟してくださいね・・・
また、アパート名をネットで検索してみると、その口コミが見られます。アメリカの口コミサイトでは、どんなものにも厳しい評価をする人が行って数いるらしく、どの物件も1人か2人はめちゃくちゃに批判をしている人がいました(笑)少数であれば、気にしなくていいと思います。
内見してみる
良さそうな物件が見つかったら、見に行って見ましょう。サイトには物件のコンタクト先が記載されています。メールアドレスもありますが、まず返信はきません。(笑)アメリカっぽいですね〜。
電話しましょう。コンタクト先になっているマネジャーというのは多くの場合、敷地内に住んでいる管理人さんなので、割と「今から来ていいよ!」というノリです。
私たちは、通勤時間と治安を考慮して立地を決めてから、その周辺のアパートを内見し始めました。なるべく早く決めたかったのですが、なかなか気に入った物件が見つからず、最終的には10軒以上回ってしまいました。立地、家賃は条件クリアしていても、マネージャーの対応が悪すぎる・日当たりが悪くて暗い・ゆがんでいる(笑)なんてお家もありました。完璧な物件なんてないとは思いますが、長い時間を過ごす家ですから、心地よいと感じるところがいいですよね。そこは妥協できません。
ちなみに、ゆがんでいる(天井が若干ななめになっていた)物件は有力候補だったのですが、そういうところに住んでいると体調が悪くなるらしいです。アメリカの2階建て物件の2階のお部屋は、天井が屋根に沿っているせいで、まっすぐでないことが多いので気をつけてください!
契約する
契約するためには、申込書を渡し、その後の審査に通る必要があります。管理会社が審査を行い、これまで家賃滞納したことがないか?などを見るものです。
渡米直後だと、もちろんなんの記録もない状態であるため、信頼性が足りないということで審査の結果、家賃やデポジット(保証金)が上げられたりするケースがあります。審査には2〜3日かかります。デポジットとは、一番始めに渡す保証金のことなので、問題がなければ契約終了後(退去後)に返ってくるお金です。
私たちは、デポジットを倍近くに吊り上げられました。納得いかず、なんとか交渉したのですが、どうにもなりませんでした。その頃の私たちは、慣れないホテル暮らしに疲れてしまい、他のアパートを探す元気もなくなってしまって(笑)仕方なくそのデポジットを支払うことにしました。
今振り返ると、毎月の家賃が上がった訳ではないし、デポジットは(一応)退去時に返ってくるお金なので、そんなに落ち込むこともなかったかなぁと思います。
さて、審査結果の受けて契約するか否かを判断し、問題なければ書類にサインをして完了です。契約に必要なものは、下記の通りです。
- ソーシャル・セキュリティ・ナンバー
- パスポートやビザのコピー
- 収入を証明するオファーレターなど
アパート探しのコツ
海外におけるアパート探しにおいて、一番大切なのは立地だと思います。
特にアメリカは、場所や立地、通りによってすら治安が変わってしまうので、安ければいいというものではありません。安いエリアには、その分色々な人が住んでいるということです。
あとは、家賃・日当たりの良さ・広さ・付属品(冷蔵庫や電子レンジがついかいるか)なども比較項目に入れてみてください。
住居はとっても重要です。複数比較しながら慎重に決定してみてください。
そして、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーや運転免許、クレジットカードがなかったりすると、管理人に難しい顔をされたり、デポジットや家賃を値上げされたり、嫌な思いもするかもしれません。私たちもそうでした。この国で生きていけるのだろうか、と不安にすらなりました(笑)でも、めげないでください。必ず誰もが通る道です。ついに洗礼を受けたか〜くらいに捉えておきましょう!(笑)