海外で働くということ【実際に働いてわかった4つの事実】
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私たち夫婦は、結婚してすぐに日本での仕事を辞め、
アメリカ・ロサンゼルスに移住してきました。
夫は、日本からアメリカに転職 しています。
私はというと、今のところ無職・・・いえ、専業主婦です。
「海外で仕事する」ことに憧れている方も多いかもしれません。
私もそうでした。映画「プラダを着た悪魔」が大好きで、
私もこんなかっこいいキャリアウーマンになりたい!と。
今、縁あってこうして憧れのアメリカに住んでいますが、
あれ、ニューヨークでしたね!(笑)
雰囲気がロサンゼルスと全然違いました。(笑)
さて、今回は夫に協力してもらい、
実際に「海外で仕事をするということ」について
インタビュー形式で進めていきたいと思います。
インタビュー
私:お時間ありがとうございます。よろしくお願いします。
夫:え、そんな感じ?(笑) よろしくお願いします・・・
私:まず、日本とアメリカでそれぞれ、どんな職業をされていますか?
夫:職業はSEです。日本でもアメリカでもBtoBで、
お客様である企業向けにシステムを作っています。
私:仕事に関する大きな違いはなんですか?
夫:アメリカでは転職を前提に働いている傾向があります。
キャリアアップとして誰もが転職を繰り返している。
人の入れ替わりが激しいので、お客様の担当者も変わることが前提だから、
システム導入後の先のことまで考えていない印象があります。(笑)
あとは、言語の特性もあるかもしれませんが、距離感が近く感じます。
フランクに名前で読んだり、会話もさっぱりしている。
あんまり、これはなんで?みたい会話はしない気がします。
細かいことは気にせず、ねちねちしている人がいません。
私:労働時間に関する大きな違いはなんですか?
夫:劇的に短くなりました。基本的に定時に退社しています。
私:仕事量が少ないということでしょうか?
夫:作業時間はあまり変わりません。
打ち合わせを好まないので、それに割く時間が少ない気がします。
あとは、個々の裁量に任されている傾向が強いので
マネジメントも手薄く、その分上司に報告するレポートとかが少ない。
私:労働環境に関する違いはありますか?
夫:車通勤のため飲み会がほぼなく、コミュニケーションが少ないですね。
そもそもお互いが人にあまり気を遣わない。(笑)
私:英語力はどれくらい必要ですか?
夫:アメリカの日系企業だと、社内では日本語だったりします。
もちろんメールや資料は英語で、打ち合わせが
英語のこともありますが、ペラペラでなくても問題ないかもしれません。
私:海外で働いみたい方にアドバイスをお願いします。
夫:「海外で働く」と一言にいっても、日系企業で働くと
日本とさほど違わなかったりします。
「海外で何がしたいか?」「なぜ海外なのか?」を
きちんと整理して、方向性を決めた方がいいかと思います。
私:なるほど。ありがとうございました!
まとめ(4つの事実)
1. アメリカは転職が前提で、人の入れ替わりが激しい。
(日本では長期的なプランで人材育成していく)
2. アメリカの方が人間関係がさっぱりしている。
(そもそも英語がフランク、飲み会がない等)
3. バックボーンがバラバラなので、「当たり前」が通用しない。
(日本はみんなまじめで、仕事がしやすい)
4. 組織よりも、個人の裁量に依存する
(その分マネジメントに割く時間が少なく、労働時間が短い)
感想
国によって働き方は本当に多様で、
例えば北欧は共働き率がほぼ100%だったり、
ヨーロッパでは長期休暇の取得が義務付けられているので、
2ヶ月丸々お休みという期間があったり。
日本は、世界的に見ても長時間働くハードワーカーに
位置付けられています。昨今は事情も少しづつ変化していますが、
意識レベルの改革はそう簡単に行えるものではありませんよね。
アメリカでも職業によって環境は異なりますし、
一概には言えませんが、やはり特徴としては良くも悪くも
個人主義!
の一言に尽きると思います。(個人的には結構好き!)
生活も落ち着いてきたところで、
私もそろそろ仕事をしたくなってきました。
私のこれからの経験も、みなさんに共有していきたいと思っています。
まずは就職活動をがんばります!